鮎とはどのような魚?特徴・生息地域・釣り方などもあわせて解説 | 〜緒方の鮎〜 OGATA養殖技術研究所

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鮎とはどのような魚?特徴・生息地域・釣り方などもあわせて解説

2匹の鮎

 

日本の夏の風物詩として親しまれている「鮎」は、香り高く上品な味わいから「香魚」とも呼ばれ、古くから食用や釣りの対象として人気があります。しかし、具体的にどのような特徴があるのか把握していない方もいるでしょう。そこでこの記事では、鮎とはどのような魚かについて解説します。生息地域や釣り方などもあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

鮎とは

ここからは、鮎がどのような魚かについて以下のポイントを押さえながら解説します。

 

  • 特徴
  • 生息地域
  • 釣期
  • 釣り方

特徴

鮎はサケ目に属する淡水魚で、一般的に体長は10〜30cmです。体は細長く、やや平たい形をしており、銀白色の体に黄色い婚姻色が現れることもあります。最大の特徴は独特な香りで、スイカやキュウリにたとえられることもあるほどです。味は淡白ながらも旨味が強く、塩焼きや唐揚げなどで楽しまれています。

生息地域

日本全国の清流を中心に、鮎は広く分布しています。特に中部地方や関西地方の川では、毎年解禁を楽しみにする釣り人も多いです。天然の鮎は川と海を回遊する「降海型」ですが、近年は河川に留まる「陸封型」や放流による養殖鮎も見られます。

釣期

鮎釣りが楽しめるのは、一般的に6月から10月までの夏〜初秋にかけての期間です。河川ごとに「解禁日」が設けられています。なお、鮎は1年で一生を終える「年魚(ねんぎょ)」とされており、限られた時期にしか出会えないのも特徴です。

釣り方

鮎釣りにはいくつかの方法がありますが、代表的なのは「友釣り」です。友釣りでは、おとり鮎を使って縄張り意識の強い鮎の習性を利用し、攻撃してきた鮎を釣り上げます。他にも「コロガシ釣り」「毛バリ釣り」など、地域や好みによって楽しまれている釣りのスタイルはさまざまです。

おすすめの食べ方

鮎のおすすめの食べ方には、以下のような調理方法があります。

 

  • 塩焼き
  • せごし
  • 干物
  • 天ぷら
  • うるか

塩焼き

鮎料理の定番といえば「塩焼き」です。内臓を取り除かずにそのまま串に刺し、塩を振って炭火やグリルで焼くことで、鮎本来の香りと旨みを余すところなく楽しめます。パリッとした皮と、ふっくらとした身のバランスが絶妙で、骨ごと食べられるのも魅力です。

せごし

「せごし」とは、鮎を内臓ごと小口切りにし、酢やポン酢でさっぱりといただく郷土料理です。新鮮な鮎でなければできない食べ方で、コリコリとした歯ごたえと内臓のほろ苦さが絶妙に絡み合います。鮎の持つ野趣をそのまま味わいたい人におすすめです。

干物

鮎の干物は、塩をしてから一夜干しにした保存食です。焼くことで香ばしさが増し、程よく凝縮された旨味が口に広がります。脂がのっている時期の鮎を使うと、より濃厚な味わいが楽しめるでしょう。

天ぷら

衣をつけてカラッと揚げた鮎の天ぷらは、塩焼きとはまた違った魅力があります。香りは控えめになりますが、ふっくらとした身の食感と衣のサクサク感が魅力です。頭から尻尾まで、そのまままるごと食べられます。

うるか

「うるか」とは、鮎の内臓を塩漬け・発酵させた珍味で、日本酒や焼酎と合います。苦味と塩味が効いた大人の味で、ごはんのお供や酒の肴に最適です。地域や家庭によって味付けに個性が出るのも、うるかの魅力といえるでしょう。

鮎の特徴を知って釣りや食事を楽しもう

鮎は、香り・味わい・生態・釣り文化など、知れば知るほど奥深い魅力があります。どのような特徴があるのか知ることで、より深く鮎を楽しめるようになるでしょう。また、調理法によっても全く異なる魅力を引き出せるのも嬉しいポイントです。ぜひ、塩焼きや唐揚げのような定番料理から、せごしやうるかのような独特な食べ方まで、さまざまな形で味わってみてください。

この記事の著者

緒方 剛

1988年5月29日、和歌山県南紀白浜生まれ。小学生~高校生まで野球部に所属。大学進学で上京、約16年間東京で生活。会社員時代、営業職を通して社内外の人から仕事の楽しさや進め方を学んでいく過程で、会社経営に興味を持つようになる。年齢を重ねるにつれて、両親が行っている鮎養殖事業への興味・関心が高まり鮎養殖の世界へ飛び込んだ。2代目として、「緒方の鮎」の価値をさらに向上させていくことが1番の目標。

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