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鮎の天然と養殖の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説

養殖の鮎を持つ手

近年、食卓に並ぶ鮎の種類として「天然鮎」の他に「養殖鮎」が注目されています。どちらも魅力的な面を持っていますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、両方の特徴を十分に把握しておきましょう。この記事では、天然鮎と養殖鮎の違いや、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

この記事を読むための時間:3分

鮎の「天然」と「養殖」の違い

鮎の「天然」と「養殖」には、風味や食べる時期などの違いがあります。

天然鮎は自然の川や湖で育つため、季節や環境によって食感が異なります。特に、天然鮎は川の流れに逆らって泳ぐため、適度に身が引き締まり、独特な香りがあるのが特徴です。

一方、養殖鮎は管理された環境で育てられるため、年間を通して安定した供給が可能です。天然鮎に比べて安価で購入できることや、安全性の高さなどに定評があります。

天然の鮎のメリット

天然鮎の主なメリットは以下の2点です。

  • 香りが楽しめる
  • 適度な脂が乗っている

それぞれ詳しく解説します。

香りが楽しめる

天然鮎の最大の特徴は、豊かな香りです。天然鮎は自然の川や湖で育つため、独特の香りを身にまとっています。鮎の香りは、焼いたときに最も引き立ち、その自然な香りが食欲を一層そそります。

適度な脂が乗っている

天然鮎は、川の流れに逆らって泳いでいるため、脂がほどよく乗っています。脂の乗り具合が絶妙なので、食べたときに旨みを感じられるのが特徴です。焼き上がりは、外はカリッと、中はジューシーな食感が楽しめる一品となっています。

天然の鮎のデメリット

天然鮎の主なデメリットは以下の2点です。

  • 旬の時期しか食べられない
  • 生食に不向き

それぞれ詳しく解説します。

旬の時期しか食べられない

天然鮎は季節によって漁獲量が変動するため、旬の時期にしか食べられない制約があります。一般的に、天然鮎は旬の夏以外は手に入りにくくなります。旬の時期を逃すと、新鮮な品質の天然鮎を味わえなくなるのが大きなデメリットです。

生食に不向き

天然鮎は、寄生虫のリスクがあるため生食には向いていません。腹痛や下痢などの症状が出るケースもあるため、刺身などではなく、加熱処理をする焼き魚や煮魚として食べるのが一般的です。

養殖の鮎のメリット

養殖鮎の主なメリットは以下の2点です。

  • 安全性が高い
  • 季節問わず安価で食べられる

それぞれ詳しく解説します。

安全性が高い

養殖の鮎は管理された環境で育てられるため、食の安全性が高いです。養殖場では、水質や餌の管理が徹底されており、寄生虫や病気のリスクが低減されています。特に、鮎の刺身や寿司などを食べる際は、安全性の高い養殖鮎を選ぶと良いでしょう。

季節問わず安価で食べられる

養殖鮎は年間を通して安定供給されるため、季節に関係なく手に入れることができます。天然鮎は、旬の季節を逃すと高価になる傾向ですが、養殖鮎は比較的安価での提供が可能です。手頃な価格なので、日常的に鮎を食べたい方やコストを重視する方にとっては大きなメリットといえます。

養殖の鮎のデメリット

養殖鮎の主なデメリットは以下の2点です。

  • 天然鮎に比べて香りが少ない
  • 脂乗りが重たく感じることがある

それぞれ詳しく解説します。

天然鮎に比べて香りが少ない

養殖の鮎は、自然の川や湖で育った天然鮎に比べて、香りが少ない傾向があります。養殖鮎は、餌や水が管理された環境で育つため、自然由来の香りが薄れやすいのがデメリットです。

脂乗りが重たく感じることがある

養殖鮎は、適度な運動が制限された環境で育つため、天然鮎よりも脂が多く乗る傾向があります。脂の多さが苦手な方や軽い食感を求める方は、食べる際に調理方法を工夫して脂の多さを調整すると良いでしょう。

美味しい鮎を手頃に食べるなら養殖もおすすめ

養殖鮎は、手頃な価格で年間を通じて購入できるため、日常的に鮎料理を楽しむには最適です。管理された環境で育てられた鮎は、安全性が高く、刺身などの生食にも向いています。脂の乗った養殖鮎は、焼き魚や煮魚などの料理にもおすすめです。天然鮎と養殖鮎のそれぞれの良さを活かして、美味しい鮎を堪能してください。

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