食用の川魚は?代表的な魚とそれぞれの特徴・調理時の注意点を解説 | 〜緒方の鮎〜 OGATA養殖技術研究所

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食用の川魚は?代表的な魚とそれぞれの特徴・調理時の注意点を解説

ヤマメの塩焼き

 

川魚は淡水で育つ魚で、主に河川や湖沼に生息しています。日本では古くから、季節の味覚や郷土料理として川魚が親しまれてきました。さまざまな川魚が食用として楽しまれていますが、具体的にイメージできない方もいるでしょう。そこでこの記事では、食用の川魚について解説します。代表的な魚とそれぞれの特徴や調理時の注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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食用の川魚

食用の川魚には、以下のような種類があります。

 

  • ニジマス
  • イワナ
  • ヤマメ
  • ウナギ

鮎は初夏から秋にかけてが旬の魚で「香魚」とも呼ばれるほど、独特の香りを持つことで知られています。塩焼きにすると香ばしさとほろ苦さが絶妙にマッチし、日本の夏の風物詩として親しまれている魚です。川底の石につく藻類を主食にしており、食べる藻の種類や生育環境が、味と香りに深く影響しています。近年では養殖鮎も品質が高くなり、一般家庭でも気軽に楽しみやすいです。

ニジマス

ニジマスはサケ科の淡水魚で、クセのない淡白な味わいと柔らかい身質が特徴です。塩焼き・ムニエル・フライなどにしても美味しく、最近では「サーモントラウト」として刺身や寿司ネタにも利用されています。高タンパクでヘルシーなことから、健康志向の食材としても注目されている食材です。

イワナ

イワナは清らかな冷水を好む渓流魚で、山間部では定番の川魚料理として親しまれています。見た目はやや地味ですが、身は引き締まり、脂の少ないさっぱりとした味が特徴です。特に塩焼きにした際の上品な風味は、多くの人に愛されています。また、頭から骨ごと食べられるほど骨が柔らかいことも特徴です。

ヤマメ

ヤマメは美しい斑点模様とスマートな体型が特徴の渓流魚で「渓流の女王」とも呼ばれています。淡白でやや甘みのある味わいが魅力で、焼き物・天ぷら・煮付けなど料理の幅も広いです。観光地の川魚料理としても人気があり、鮎と並んで川魚料理の定番とされています。

一般的に「鮭」は海で育ちますが、川で生まれ川に戻って産卵する「回遊魚」のため、川魚としても扱われることがあります。日本では古くから保存食や贈答品としても用いられており、焼き魚・粕漬け・ちゃんちゃん焼きなど料理の種類も多彩です。特に秋鮭は脂が少なくさっぱりとした味わいで人気があります。

ウナギ

ウナギは川と海を行き来する魚ですが、河川や淡水域で成長することから川魚として広く認識されています。脂がのった濃厚な味わいと、とろけるような食感が特徴で、蒲焼きや白焼きとして夏のスタミナ食として定番です。天然ウナギは非常に希少であり、ほとんどが養殖によって賄われています。日本各地にウナギの名産地があり、地域ごとにタレや焼き方に個性があるのも魅力の1つです。

川魚を調理する時の注意点

川魚を調理する際は、いくつかの注意点があります。まず最も重要なのは、しっかりと加熱することです。川魚には寄生虫や細菌が含まれている可能性があるため、生焼けの状態で食べると食中毒の原因になります。中心までしっかり火を通すようにしましょう。

 

また、川魚特有の泥臭さを軽減するために、下処理も欠かせません。流水で丁寧に洗い、内臓や血合いをきれいに取り除くことで、臭みを抑えられます。塩をふってしばらく置いてから焼いたり、酢や酒で臭みを抜いたりする下ごしらえも有効です。それぞれのポイントを押さえることで、川魚ならではの風味を活かしながら、美味しく安全に調理できるでしょう。

食用の川魚を知って普段の食事に取り入れよう

川魚は、それぞれの魚が持つ独特の味わいや風味が多くの人々に親しまれています。鮎・ヤマメ・イワナといった渓流魚は自然を感じさせる味わいが魅力です。ニジマス・ウナギ・鮭のように多彩な料理に活用できる魚もあります。近年では養殖技術の向上により、より手軽に川魚を楽しめるようになっているため、ぜひ味わってみてください。

この記事の著者

緒方 剛

1988年5月29日、和歌山県南紀白浜生まれ。小学生~高校生まで野球部に所属。大学進学で上京、約16年間東京で生活。会社員時代、営業職を通して社内外の人から仕事の楽しさや進め方を学んでいく過程で、会社経営に興味を持つようになる。年齢を重ねるにつれて、両親が行っている鮎養殖事業への興味・関心が高まり鮎養殖の世界へ飛び込んだ。2代目として、「緒方の鮎」の価値をさらに向上させていくことが1番の目標。

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