川魚に含まれるタンパク質が多い理由は?おすすめの川魚も紹介 | 〜緒方の鮎〜 OGATA養殖技術研究所

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川魚に含まれるタンパク質が多い理由は?おすすめの川魚も紹介

ニジマスの塩焼き

 

川魚は、アユ・ヤマメ・イワナ・ニジマスなど、淡水で生息する魚の総称です。一般的に「高タンパク・低脂肪」の食品として知られており、健康的な食生活を意識する人々の間で注目を集めています。

 

しかし、なぜ川魚にはタンパク質が多く含まれているのでしょうか?そこでこの記事では、川魚に含まれるタンパク質が多い理由について解説します。おすすめの川魚もあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

川魚に含まれるタンパク質が多い理由

川魚に含まれるタンパク質が多い理由は、以下の3つです。

 

  • 流れのある環境で泳ぎ続けるため
  • 筋肉が発達しやすいため
  • 脂肪が少なく筋肉が引き締まっているため

流れのある環境で泳ぎ続けるため

川は流れが絶えず、時には急流となることもあります。その中で生活する川魚は、常に泳ぎ続けていなければ流されてしまうため、日常的に高い運動量をこなすことになるでしょう。毎日泳ぎ続けることは、筋肉を絶えず使うことにつながり、結果として魚体全体に引き締まった筋肉が形成されやすくなります。

筋肉が発達しやすいため

川魚は泳ぎのための運動だけでなく、エサを追う行動や、敵から逃れるための俊敏な動きも求められます。日常的に体を動かすことが習慣となっているため、筋肉の発達が促進されやすいです。

 

自然界で育つ川魚は、餌や運動環境が人工的に管理された養殖魚に比べて、筋肉質な傾向があります。特に、背筋や尾ひれ周辺には引き締まった筋肉が集中しています。筋肉量の多さが、タンパク質の多さにつながっていると考えられるでしょう。

脂肪が少なく筋肉が引き締まっているため

川魚は海水魚に比べると脂肪の蓄積が少なく、体の大部分が引き締まった筋肉で構成されています。脂肪が少なく筋肉が引き締まっている理由は、水温の低い淡水域に生息していることや、運動量が多いことなどです。脂肪が少ない分、可食部に占める筋肉の割合が高くなるため、結果としてタンパク質の比率が高くなると考えられます。

高タンパクな川魚の種類

高タンパクな川魚には、以下のような種類がいます。

 

  • ニジマス
  • イワナ
  • アマゴ

鮎は日本の代表的な川魚で、初夏から秋にかけての風物詩としても親しまれています。脂肪が少なく、良質なタンパク質を多く含んでおり、健康志向の方にも人気です。100gあたりのタンパク質含有量は約20gと高く、ビタミンAやカルシウムなどの栄養素も豊富に含まれています。

 

内臓まで丸ごと食べられることが特徴で、骨・皮・内臓に含まれる栄養も余すことなく摂取が可能です。塩焼きや甘露煮など、シンプルな調理法でも風味が引き立ちます。

ニジマス

ニジマスは淡水魚の中でも非常に高タンパクで、100gあたり20g前後のタンパク質を含みます。脂質とのバランスも良く、サケ科特有のオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)も含まれているのが特徴です。クセがなく食べやすいため、塩焼き・ムニエル・燻製などさまざまな料理に使えます。

イワナ

イワナは山間部の清流に生息する希少性の高い川魚で、滋味深い味わいとともに、栄養価の高さでも知られています。100gあたりのタンパク質は約20gで、脂肪分が少なく消化にも良いため、胃腸への負担が少ないのが特徴です。骨までやわらかくなる塩焼きや唐揚げ、甘露煮など、どの調理法でもその旨味が活きます。寒冷地で育つため、身が締まり、しっかりとした歯ごたえも楽しめるでしょう。

アマゴ

アマゴはサツキマスの陸封型で、ニジマスやヤマメと並ぶ高タンパクな淡水魚です。100gあたり約19gのタンパク質を含み、低脂肪・高栄養で健康的な魚として注目されています。体表にある赤い斑点が特徴で、見た目にも美しいです。味わいは繊細で淡白、焼き魚や塩焼きにすると素材の良さが際立ちます。渓流釣りの対象魚としても根強い人気があり、自然の恵みを感じられる魚種です。

川魚を食べて効率的にタンパク質を摂取しよう

川魚にタンパク質が多く含まれているのは、自然の流れに逆らって泳ぎ続ける生活環境と、川の流れに適応するために発達した筋肉が関係しています。また、脂肪分が少なく、筋肉が凝縮されている点も高タンパクである理由の1つです。健康的な食生活を送りたい方や、良質なタンパク源を摂取したい方は、ぜひ食事に取り入れてみてください。

この記事の著者

緒方 剛

1988年5月29日、和歌山県南紀白浜生まれ。小学生~高校生まで野球部に所属。大学進学で上京、約16年間東京で生活。会社員時代、営業職を通して社内外の人から仕事の楽しさや進め方を学んでいく過程で、会社経営に興味を持つようになる。年齢を重ねるにつれて、両親が行っている鮎養殖事業への興味・関心が高まり鮎養殖の世界へ飛び込んだ。2代目として、「緒方の鮎」の価値をさらに向上させていくことが1番の目標。

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