川魚と海魚の違いは?それぞれの代表的な魚の特徴も解説 | 〜緒方の鮎〜 OGATA養殖技術研究所

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川魚と海魚の違いは?それぞれの代表的な魚の特徴も解説

イワナが泳ぐ様子

 

川魚と海魚は生息環境が異なるため、それぞれに味や栄養素などに違いがあります。しかし、具体的にどのような点が異なるのかご存じない方も多いでしょう。そこでこの記事では、川魚と海魚の違いについて解説します。それぞれの代表的な魚の特徴もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

川魚と海魚の違い

川魚と海魚の違いについて、以下のポイントを押さえて解説します。

 

  • 特徴
  • 栄養素
  • 料理の仕方

特徴

川魚は淡水に生息している魚で、代表的なものに鮎・ヤマメ・ニジマス・ウナギなどがいます。一方、海魚は塩分濃度の高い海水で育った魚で、マグロ・タイ・サバ・サンマなどが代表です。川魚は小型で身が繊細なものが多く、海魚は種類も豊富で大型の魚も多いのがそれぞれの特徴といえるでしょう。

川魚はあっさりとした味わいで、内臓に独特の苦みや香りがあるのが特徴です。鮎やヤマメなどは「香魚」と呼ばれるほど芳ばしい香りをもち、シンプルな塩焼きでも十分に風味を楽しめます。海魚は脂がのった種類も多く、濃厚でコクのある味わいが魅力です。刺身や煮物など、料理の楽しみ方もさまざまな方法があります。

栄養素

海魚はDHAやEPAなどの良質な脂質や、ヨウ素・セレンなどのミネラルが豊富に含まれています。川魚はたんぱく質・カルシウム・ビタミンB群が豊富で、骨ごと食べることが多いため栄養バランスが良いです。ただし、川魚の一部には寄生虫のリスクがあるため、生食には十分注意してください。

料理の仕方

川魚は、塩焼き・甘露煮・天ぷら・燻製などシンプルに素材の味を活かす調理法が主流です。泥臭さが気になる場合は、酢や酒を使って下処理を行うと良いでしょう。一方、海魚は刺身・煮付け・焼き物・揚げ物など多様な料理に向いており、脂ののりや部位によって料理法を変える楽しさがあります。

代表的な川魚

代表的な川魚には、以下のような種類がいます。

 

  • ニジマス

鮎は「香魚」とも呼ばれるほど、独特の香りが魅力の魚です。初夏から秋にかけて釣りの対象にもなり、塩焼きや甘露煮などで楽しまれます。鮎は1年で一生を終える「年魚」としても知られ、旬の時期にしか味わえない貴重さも人気の理由です。

ニジマス

ニジマスは元々北米原産の魚ですが、日本でも養殖が盛んで、淡水釣りの代表種として定着しています。身は淡いピンク色でクセが少なく、塩焼きやムニエルがおすすめです。

鯉は古くから日本で飼育・食用されてきた魚で「鯉こく(味噌煮込み)」や「鯉の洗い(刺身風)」などの伝統料理に使われます。生命力が強く、水質の悪い環境でも生きられるため、農村の池などでも見かけることが多いです。

代表的な海魚

代表的な海魚には、以下のような種類がいます。

 

  • マグロ
  • タイ
  • サバ

マグロ

マグロは世界的に人気の高い大型の海魚で、赤身の旨味とトロの脂の甘みが魅力です。特に刺身や寿司で親しまれ、部位によって異なる味わいが楽しめます。良質なたんぱく質・DHA・EPAなどの脂肪酸が豊富です。

タイ

タイは祝いの席でよく使われる高級魚で、白身の淡白で上品な味わいが特徴です。焼き魚・煮付け・鯛めしなど幅広く使われます。肉質は締まっていて、クセが少なく食べやすいのが大きな魅力です。ビタミンやミネラルも豊富で、体の調子を整える栄養素をたっぷり含んでいます。

サバ

サバは青魚の代表格で、脂がのっていてコクのある味わいが人気です焼きサバ・味噌煮・しめサバなど、日本の家庭料理には欠かせません。DHAやEPAが多く含まれており、血液をサラサラにする効果が期待できる健康食材です。

それぞれの特徴を知って上手に使い分けよう

川魚と海魚は、生息地の違いによって性質・味・栄養価・調理法に大きな違いがあります。食卓でどちらの魚も上手に取り入れれば、より豊かな食生活を楽しめるでしょう。

この記事の著者

緒方 剛

1988年5月29日、和歌山県南紀白浜生まれ。小学生~高校生まで野球部に所属。大学進学で上京、約16年間東京で生活。会社員時代、営業職を通して社内外の人から仕事の楽しさや進め方を学んでいく過程で、会社経営に興味を持つようになる。年齢を重ねるにつれて、両親が行っている鮎養殖事業への興味・関心が高まり鮎養殖の世界へ飛び込んだ。2代目として、「緒方の鮎」の価値をさらに向上させていくことが1番の目標。

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